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セフレの彼は幼なじみ
第14章 帰り道、そして六度目
早速、切り出す菜那美。
「じゃ、じゃあ新しい水着を買おうかな。一緒に選んでくれないかな」
「誘う相手が違うだろ。彼氏の智孝に頼むべきじゃねーのか?」
この反撃は瞬時に予想していた菜那美が、即座に切り返す。
「でも、私まだ付き合ったばかりで、智孝君の好みとか全く知らなくて……。陸翔は智孝君と仲良しでしょ。彼が好きそうな水着を選んでくれるかな? 彼と一緒に選ぶよりも、当日いきなり見せたいから。サプライズ的な感じで」
本心では、誰よりも陸翔に見せたい菜那美にとっては、心にもないことを言うのがツラかったが、「一緒に水着を買いに行くためだから、背に腹はかえられない」とグッとこらえて言った。
幸い、陸翔は怪しむ様子もなく、納得したようだ。
「なるほど、じゃあ一緒に見に行ってやるよ。でも今日はダメだぞ。俺がもう、やる気満々だからな。帰ったらすぐやるぞ」
「う、うん、もちろん」
菜那美としても異論はなかった。
そして、これで一緒に水着を買いに行く約束まで取り付けることができて、大喜びの菜那美。
それから駅に着き、電車に乗り込むまでの間は、たわいもないおしゃべりをして過ごした。
「じゃ、じゃあ新しい水着を買おうかな。一緒に選んでくれないかな」
「誘う相手が違うだろ。彼氏の智孝に頼むべきじゃねーのか?」
この反撃は瞬時に予想していた菜那美が、即座に切り返す。
「でも、私まだ付き合ったばかりで、智孝君の好みとか全く知らなくて……。陸翔は智孝君と仲良しでしょ。彼が好きそうな水着を選んでくれるかな? 彼と一緒に選ぶよりも、当日いきなり見せたいから。サプライズ的な感じで」
本心では、誰よりも陸翔に見せたい菜那美にとっては、心にもないことを言うのがツラかったが、「一緒に水着を買いに行くためだから、背に腹はかえられない」とグッとこらえて言った。
幸い、陸翔は怪しむ様子もなく、納得したようだ。
「なるほど、じゃあ一緒に見に行ってやるよ。でも今日はダメだぞ。俺がもう、やる気満々だからな。帰ったらすぐやるぞ」
「う、うん、もちろん」
菜那美としても異論はなかった。
そして、これで一緒に水着を買いに行く約束まで取り付けることができて、大喜びの菜那美。
それから駅に着き、電車に乗り込むまでの間は、たわいもないおしゃべりをして過ごした。