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セフレの彼は幼なじみ
第15章 智孝との昼食
「だけど、こうして同じ悩みを抱えている菜那美ちゃんに話すことで、救われてるよ。ひとりだったら、押しつぶされてるかも」
「それも、同じだよ……私も」
「そっか、ちょっと安心。僕が菜那美ちゃんを利用するだけという最悪な形にはなってないってみたいだし」
「うんうん、私も本当に感謝してるよ。気にしないでね」
智孝と話し合ったことで、少し気が軽くなった菜那美。
それは智孝も同じらしく、顔を若干ほころばせて「ありがとう」と言った。