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セフレの彼は幼なじみ
第17章 プール前日
 陸翔の突き刺すような視線がこそばゆく感じるものの、決して嫌ではない菜那美。

 多少の恥ずかしさはあったが、動きが固まるほどではなかった。



 普段なら、上を脱いだ段階で先にトップスを着けるところだったが、あえて下も先に脱ぎ、全裸になる菜那美。

 内心、「こんなこと、陸翔だからこそできる。他の男性が見てる前では、一生無理」と思う菜那美だった。

 陸翔は、依然として食い入るように見ている。

 菜那美は、そうして裸を見られているだけで、股間が湿ってくるのを感じていた。

「カーテン1枚隔てた先に、店員や他の客もいる」という状況も、興奮を高める一因だったようだ。

 いけない、と思いなおし、気を引き締めようと努力する菜那美。

 そしてなるべく心を落ち着けようと、大きく息を吐きながら、水着をつけ始める。

 陸翔の視線を全身に浴びつつ、菜那美は水着を着終わると、まっすぐに立って尋ねた。




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