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セフレの彼は幼なじみ
第3章 菜那美の部屋で……
「う、すまん。もう大丈夫だぞ。服着ても」
数分経って、やっと我に返った陸翔が言った。
気まずそうに身体ごと横へ向けて。
「あ、えっと……。その……まだ違和感あって……。気持ち悪くて……」
うつむき加減で言う菜那美。
「何ともないように俺には見えるけど、もし気になるなら医者へ行った方がいいな」
「ううん、知らない人に触られちゃったから、こんな嫌な気持ちになってるのかも……。ねぇ、ちょっとだけでいいから触ってくれる? 陸翔に触ってもらえたら、あの人に触られたことを少しは気にせず済むから。『感触の上書き』をしてほしいの」
「ちょっ……! 菜那美……お前なぁ」
明らかに狼狽した様子の陸翔。
陸翔の目は、せわしなく泳いでいる。
数分経って、やっと我に返った陸翔が言った。
気まずそうに身体ごと横へ向けて。
「あ、えっと……。その……まだ違和感あって……。気持ち悪くて……」
うつむき加減で言う菜那美。
「何ともないように俺には見えるけど、もし気になるなら医者へ行った方がいいな」
「ううん、知らない人に触られちゃったから、こんな嫌な気持ちになってるのかも……。ねぇ、ちょっとだけでいいから触ってくれる? 陸翔に触ってもらえたら、あの人に触られたことを少しは気にせず済むから。『感触の上書き』をしてほしいの」
「ちょっ……! 菜那美……お前なぁ」
明らかに狼狽した様子の陸翔。
陸翔の目は、せわしなく泳いでいる。