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セフレの彼は幼なじみ
第20章 部屋で陸翔と
「きっちり見破られてるんだな、俺の性格。ともかく、別に今すぐセフレの関係を解消するって言ってるわけじゃないんだし、そんなに寂しがるな。夏祭りまで、としたのは、それ以降、俺たちが真面目に勉強するように、気持ちを切り替えるという意味でな。夏祭りを楽しんだら、俺たちは宿題と受験勉強をきっちりやらないと。なんだかんだで、一人っきりだと、俺もサボりがちだし、菜那美さえよければ今まで通り、俺の部屋に来てくれよ」
「いいの……?」
「もちろん。俺から頼んでるわけだし」
「陸翔、私よりずっと成績がいいし、足手まといになってないか不安で……。私、分からないところを聞いてばっかりだし」
「ったく、菜那美は心配性だなぁ」
またも陸翔は苦笑して言葉を続ける。
「いいの……?」
「もちろん。俺から頼んでるわけだし」
「陸翔、私よりずっと成績がいいし、足手まといになってないか不安で……。私、分からないところを聞いてばっかりだし」
「ったく、菜那美は心配性だなぁ」
またも陸翔は苦笑して言葉を続ける。