この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セフレの彼は幼なじみ
第21章 夏祭り
絵莉花が菜那美に言う。
「菜那美さん、これからも仲良くしてくださいね」
そこで智孝が口を挟んだ。
「ところで、なんで絵莉花と菜那美ちゃんは、いつまでも敬語なの?」
絵莉花と菜那美は顔を見合わせて、「あ」と同時に言う。
二人とも柔らかな表情のまま。
陸翔がフォローするかのように言った。
「まぁ、そのあたりがこの二人らしいところだろ、智孝。絵莉花だけじゃなく、菜那美にもまた、礼儀正しいところがあるし。で、絵莉花と智孝には申し訳ないけど、俺は早く菜那美と二人っきりになりたいから、そろそろいいか?」
智孝が楽しげな笑顔で答える。
「確かに。二人らしいかも。そして、今みたいな、歯に衣着せぬ物言いもまた、陸翔らしいかも」
絵莉花も「確かに」と何度も繰り返して、笑顔で頷いていた。
苦笑して言う陸翔。
「なんだよ、二人して納得して。まぁ、俺のことはどう思ってくれてもかまわないぞ。さて、そろそろお開きにしようぜ。二人ともホントにありがとな。またな」
他の三人も口々に、「ありがとう」と「またね」の挨拶を交わす。
そして、2つのペアに分かれて、別々の方向へ歩き始めた。
「菜那美さん、これからも仲良くしてくださいね」
そこで智孝が口を挟んだ。
「ところで、なんで絵莉花と菜那美ちゃんは、いつまでも敬語なの?」
絵莉花と菜那美は顔を見合わせて、「あ」と同時に言う。
二人とも柔らかな表情のまま。
陸翔がフォローするかのように言った。
「まぁ、そのあたりがこの二人らしいところだろ、智孝。絵莉花だけじゃなく、菜那美にもまた、礼儀正しいところがあるし。で、絵莉花と智孝には申し訳ないけど、俺は早く菜那美と二人っきりになりたいから、そろそろいいか?」
智孝が楽しげな笑顔で答える。
「確かに。二人らしいかも。そして、今みたいな、歯に衣着せぬ物言いもまた、陸翔らしいかも」
絵莉花も「確かに」と何度も繰り返して、笑顔で頷いていた。
苦笑して言う陸翔。
「なんだよ、二人して納得して。まぁ、俺のことはどう思ってくれてもかまわないぞ。さて、そろそろお開きにしようぜ。二人ともホントにありがとな。またな」
他の三人も口々に、「ありがとう」と「またね」の挨拶を交わす。
そして、2つのペアに分かれて、別々の方向へ歩き始めた。