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セフレの彼は幼なじみ
第21章 夏祭り
「それだけじゃないぞ。おふくろに関してのこともそうだ。おふくろ、絵莉花の顔すら知らない口ぶりだっただろ。普通、おふくろがあれだけ知りたがってるんだったら、いくら俺だって、彼女の写真くらい見せるぞ。おふくろが言ってたみたく、紹介するところまでは行かないまでも、な」
「ああ、確かに……。そっか、それでおばさんに言ってなかったんだね」
それは菜那美も納得できた。
「だろ。まぁ、おふくろは、俺ほどではないにしろ、菜那美のことが好きだし、仮に絵莉花の写真を見せていたとしても、俺が絵莉花と別れて菜那美と付き合うことにしたってことを祝福してくれると思う。もちろん、すぐにはおふくろにも言わないけどな。今すぐ伝えると、まるで俺が、絵莉花から菜那美に乗り換えたみたいになるだろ。そうして、もし菜那美が俺と付き合ってくれることになったときのことも、考えておかないといけなかったからな。……そして、もし絵莉花の写真をおふくろに見せていたとしたら……相当めんどくさいことになりそうなのは、菜那美にも理解してもらえると思う」
「うう……。おばさん、ごめんなさい……。たしかに……」
陸翔の母に申し訳ない気持ちになりつつも、菜那美は陸翔の言うことに納得できた。
「ああ、確かに……。そっか、それでおばさんに言ってなかったんだね」
それは菜那美も納得できた。
「だろ。まぁ、おふくろは、俺ほどではないにしろ、菜那美のことが好きだし、仮に絵莉花の写真を見せていたとしても、俺が絵莉花と別れて菜那美と付き合うことにしたってことを祝福してくれると思う。もちろん、すぐにはおふくろにも言わないけどな。今すぐ伝えると、まるで俺が、絵莉花から菜那美に乗り換えたみたいになるだろ。そうして、もし菜那美が俺と付き合ってくれることになったときのことも、考えておかないといけなかったからな。……そして、もし絵莉花の写真をおふくろに見せていたとしたら……相当めんどくさいことになりそうなのは、菜那美にも理解してもらえると思う」
「うう……。おばさん、ごめんなさい……。たしかに……」
陸翔の母に申し訳ない気持ちになりつつも、菜那美は陸翔の言うことに納得できた。