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セフレの彼は幼なじみ
第4章 智孝と菜那美
人気(ひとけ)のない校舎裏まで来て、腰を下ろす菜那美と智孝。
菜那美が早速尋ねた。
「で、話って……?」
「ああ、うん……」
話しにくそうに口ごもる智孝。
その横顔もイケメンだったが、陸翔一筋の菜那美は全くドキドキしてはいなかった。
黙って智孝の言葉の続きを待つ菜那美。
ややあって、智孝が続けた。
「鷲沢さんは、陸翔と仲が良かったよね?」
「え?」
唐突に陸翔の名前が出て、全く予期していなかった菜那美はうろたえた。
しかし、そこで言葉に詰まっていては、変に思われるので、慌てて「うん」と答える菜那美。
智孝はさらに言葉を続ける。
「陸翔が言っててね、鷲沢さんとは幼稚園以来の付き合いだって。それって、こっちとちょっと状況が似てるんだ。絵莉花と僕も、幼稚園からではないけど、小学校からの付き合いで……」
「え? 絵莉花さんって……」
「うん、陸翔の彼女。幼なじみなんだ」
菜那美が早速尋ねた。
「で、話って……?」
「ああ、うん……」
話しにくそうに口ごもる智孝。
その横顔もイケメンだったが、陸翔一筋の菜那美は全くドキドキしてはいなかった。
黙って智孝の言葉の続きを待つ菜那美。
ややあって、智孝が続けた。
「鷲沢さんは、陸翔と仲が良かったよね?」
「え?」
唐突に陸翔の名前が出て、全く予期していなかった菜那美はうろたえた。
しかし、そこで言葉に詰まっていては、変に思われるので、慌てて「うん」と答える菜那美。
智孝はさらに言葉を続ける。
「陸翔が言っててね、鷲沢さんとは幼稚園以来の付き合いだって。それって、こっちとちょっと状況が似てるんだ。絵莉花と僕も、幼稚園からではないけど、小学校からの付き合いで……」
「え? 絵莉花さんって……」
「うん、陸翔の彼女。幼なじみなんだ」