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刑事とJK
第18章 西の白虎、東の青龍
「ねえ正貴~退屈よ~」
真理子は部屋の扉を開けて
気兼ねなく入ってきた
「それ以上一歩も入ってくんな」
「ええ~」
日曜日、ゆうひと肉じゃが食った日から、
変に体がだるい…
あの時は急に眠気が襲ってきて、
すっかり眠ってしまった
目を覚ましたらゆうひはもういなかったし…
「…」
ニコニコした真理子の笑顔は寒気がする
斉藤はハッとした
「お前、まさかオレに薬でも
飲ませたのか?」
「わっかんないなぁ~♪」
このババアが…!!
そのとき、シゲは恐る恐る真理子に近づいた
「あの…すいません…ここは仕事場なんで、
用がないなら出ていってもらえますか?」
おっ、よく言ったぞシゲ!!
さすがオレの後輩だ!!
「なあに、ぼく?かわいい子ね♪
お姉さんと楽しいことでもしに行く?」
「…はい!!///」
おいっ!!
「ちょっとどうなってるの!?
さっきから鼻血出した患者がいっぱい運ばれて来るんだけど…!!」
と言って部屋に入って来たのは津森だった
「あら?」
「あら♪」
津森と真理子は向かい合った
「あなたどちら様?」
「あたしは正貴の愛人よ♪」
「えっ!!??」
津森とシゲは驚いた
「ど、どういうことなの斉藤!?」
「先輩、さっき愛人の説は
否定してたじゃないっすか!!」
「っどいつもこいつも…
こいつは斉藤真理子っつって…」
「奥さん!!??」
「違うわ!!
オレの姉だ、姉!!」
二人は真理子を見た
「え!?
似てないっすよ!!」
「似たくもねぇよ!!!」