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刑事とJK
第7章 美人女医



「はぁい、これで完璧…
じゃないわね、あなたそれひどい熱よ」



津森は急に、
真剣な顔をした


キリッとした表情は
それでも凛としている



「熱なんてねぇって」


「どの口が言ってるのかしら」



津森がドンッと斉藤を押すと
斉藤は足をもつらせ、シリモチをついた



「ほら、フラフラじゃないの
あなたが風邪をひくなんて珍しいわね」




不思議がっている津森の横で
シゲが口を挟んだ



「やっぱり昨日の雨で
身体が冷えちゃったからですよ」




え…


昨日の雨で…?





「違うっつってんだろ!!」



シゲはびくついた

津森も、目を見開いた



斉藤はヨロヨロと立ち上がり、
頭を押さえた



「確かに…熱はあるかもしんねぇけど…
あれだ、日頃の仕事疲れのせいだ…これは…」



『…』



斉藤…もしかして、
あたしに気ぃ使ってんの?




「中島さん(刑事課室長)に…
休み頼んでくる…」



そう言って斉藤は部屋を出た






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