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刑事とJK
第78章 トレジャーハンター
「しっかし…」
斉藤は頭を掻いて紙を眺めた
「虎・龍とか、こんなんがどんなヒントになんだよ?」
『さあねー』
屋敷の横幅は端から端までで
ざっと80mはある
それに屋敷の裏と言われても、
屋敷と屋敷を囲う塀までの距離は
20mはあるだろう
つまり、最低でも1,6k㎡の範囲を探さないといけない
『確かに、お義父さんとお義母さんだけじゃきついよね』
「しかも…この手がかりも埋蔵金の話自体も
確かなもんじゃねぇからな」
そうやって悩んでいるところ、
誰かがひょっこり顔を出した
驚いて振り向くと、それは真理子だった
「あー、いたいた
正貴にゆうひちゃん♪」
『真理子さん!!』
「なんだおめぇら、えらく早くに来たんだな」
「うん♪
お父さんにあんたたちがここにいるだろう
って聞いたから、見に来たの」
その真理子の後ろから、藤野も出て来た
「よっ、斉藤」
「おう」
4人は一旦屋敷内に入ることにした