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刑事とJK
第78章 トレジャーハンター
「…で?」
斉藤は藤野を見た
「へ?」
「東西南北で、どうすんだ?」
「えっと…虎と龍だからー…
東と西はどっちだ!?」
「東はあっちだ」
斉藤が指差した方角は、
屋敷を正面から見て右の方だった
「なるほどな」
「…で?」
「…」
「藤野?」
「わからん!!!」
藤野は投げ出した
それをフォローするかのように、真理子が言った
「あれはどう?
干支♪」
『あ、それも虎と龍があるね。寅と辰!!』
「ああ、なるほど。
そっちの線の方が濃いかもな」
「やぁん、真理子天才♪」
「さすが真理子~///」
「るっせぇ黙れバカ夫婦」
干支で言うなら…
寅は3番目、辰は5番目だったな
「3と5って、何かあるか?」
「3と5?」
藤野は首を傾げた
「さんごー?さんご、さんご…全然わかんない♪」
『あ、これはどう?』
ゆうひは走り出して、
軽く身振り手振りを入れながら言った
『この屋敷の端から端までを、3:5に分けたところとか!!』
「分けたところ?
…一回試してみっか」
この説が正しければ
屋敷の横は80m
その80mを3:5に分けた場所、
つまり東から30m測った場所に埋蔵金があるということになる
4人は早速実行に移った