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刑事とJK
第78章 トレジャーハンター
「ガキん頃にここで遊んでて、変な字があるな
って思ってたのを思い出した」
『じゃあ、この木の下に埋蔵金が…!?』
「いや…
それなら虎と龍の文字が何も意味をなさねぇ…」
斉藤は木のてっぺんを見上げた
「でも、まっすぐおばけの木が
何かヒントになるのよね♪」
「それは間違いないだろうな」
真理子も藤野も興奮してきた
金がどうこうよりも、隠された宝を探し出す
ということに、遊び心を揺すられるのだ
「…もしかしたら…」
斉藤はゆうひの顔を見た
「おめぇの考え、あながち間違ってねぇかもな」
『え、ほんと!?』
「わかったのか斉藤!!」
「確信はねぇけどなー」
「正貴、教えて教えて♪」
斉藤は歩き出した
「オレの考えがあってたら…
まだその時じゃねぇ」
?
その時?
『斉藤、どういうこと?』
「まあまだ時間はたっぷりあんだし、
家の中ででもゆっくりしとこうじゃねぇか」
『?』
「斉藤が言うんだし、そうするか?」
「うん、そうだね♪」
4人はひとまず家に入った