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刑事とJK
第79章 刑事危機
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PLLLLL… PLLLLL… P…
『はいもしもし、こちらあなたの愛妻
ゆうひでございまーす』
《ゆうひ…わりぃ、今空いてっか…?》
『会うってこと?』
《いや…電話でいい…》
斉藤の声のトーンがいつもに増して低い
トイレをさせていた子犬をケージに戻し
壁にもたれた
『いいよ、何?』
《ゆうひ…
オレ…クビだって…》
『え…?』
腰が抜けそうになった
けれど踏ん張ってその体勢を維持できたのは
多分、斉藤の声が不安げに震えていたから
『ま、待って…、もう一回言って…』
《刑事…やめさせられて…
どうしたらいいか…わかんねぇよぉ…》
『…し、しっかりして!!
理由はどうして?
何か悪いことでもしたの?』
《…わけ…教えてくんなかった…》
『なら、間違いかもしれないじゃん!!』
《…そんなの…》
『お金ならあたしが稼ぐから、
斉藤はあたしに電話してる暇あったら
自分で出来ることしなきゃ…!!』
《…ゆうひ》
『じゃあね』
急いで電話を切った
斉藤には
あたしに任せろ
みたいに言ったけど…
不安で
押し潰されそうだ