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ここで待ってるから。
第2章 恋人かセフレか。
「橙子、それ以上されたら、逝ってしまう。」

 身体を起こされ、口付けを交わす。
 舌を絡め、互いに唇を貪り感触を楽しむ。

 涼介の指が再び、秘部に伸び蜜が出ているか確認する。

「凄いな、橙子。いやらしい、女だ。」

 グチュグチュと二本の指が飲み込まれ、掻き乱される。ゆっくりと指を抜き、涼介は大きく反り返ったモノに用意した避妊具を付ける。

 仰向けのまま、脚を広げ涼介を迎え入れる。
 難なく涼介のモノがはいり、根元まで咥え込む。

「あぁっ…はあっ。あっ…り、涼介…。」

 涼介は私を覗き込み、ニヤっと笑う。

「で、セックスしたのか?」

 ああ、夏の事が気になるんだ。
 それは、嫉妬?
 
「答えないなら、このまま動かない。終わらせてもいい。」

 こんな身体の疼きを止めるなんて、今更無理…。なんで、意地悪なの…。
 最低。

 思わず、悔しくて悲しくて涙を溜める。
 確かに、夏とセックスした自分が悪いんだけど、涼介だって何人女がいるわけ?
 涼介ばかり、ズルくない?

 涙が溢れる。

「…!?」

 涼介は少し驚いて、涙を拭き取る。

「涼介だって、私以外の女とやってるんでしょう?だいたい、私の事が好きだとか言うくせに放置しすぎ。私が誰と寝たって、構わないんでしょう?こんな時くらい、優しくしてよっ!?」

 文章メチャクチャ。
 言いたいことは結局、なんなんだろう。

「…橙子…。」

 涼介は身体を屈めて、私の耳元に囁く。

「…可愛いな。」

 顔や耳が真っ赤になる。
 
「やっぱり、橙子だけだ。俺が好きな女は、橙子だけだよ。」

 ゆっくり、腰を動かし身体の奥に大きく硬いモノを出し入れする。
 内側が擦れ、奥を突かれ喘ぎとベッドの軋む音が部屋に響く。

「あっ、あっ、あぁっ…んんっ。」

 腰を掴まれ、さらに奥に侵入してくる。
 圧迫感と存在感に酔いしれる。

 結局、私も涼介の事が好きなんだ。

 





 

 

 

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