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ここで待ってるから。
第14章 《かの子さんと里桜氏》魔王の午睡。
 里桜は私のワンピースを脱がせ、下着姿にする。

 恥ずかしさに目を閉じる。
 里桜は私を抱き寄せ、ベッドの端に腰かける。

「…かの子、好きだよ。いや、もうそれを通り越して…愛してるよ。」

 首筋に唇を這わせ、手は肩や背中をさまよう。その甘い痺れに身体を預ける。
 ブラの肩紐を落とし、肩や鎖骨にもキスをする。

「…綺麗だよ。もっと、早くにこうしていればかの子を傷つけずに済んだのにね。僕が臆病だったから。怖かったんだ…。もし、君に拒絶されたら、と思うと。」

 仕事場で再会した里桜と私はここでは色気がないと、ホテルに来た。
 どんな魔法を使ったのか、最上階のスイートルームをあっさりととる。

「私も、怖かった。」

 里桜は背中のホックを外し、簡単にブラをとる。露になった、乳房を手で優しく包み込む。温かい大きな手に、ため息をつく。

「…はぁ…。」

 ゆっくりと、揉まれ形をかえる。

 唇で乳房をきつく吸い付く。紅い花を咲かせる。白い肌に美しく、映える。
 そのまま、唇は淡く桃色の頂を優しく食む。

 片方の乳房は手での愛撫にまかせ、もう一方は白い綺麗な歯が甘噛みをする。

 身体中に快感の波が押し寄せる。

「…あぁ、里桜…。う、んっ…。」

 里桜の肩に置いた手に力が入る。

 コロコロと舌で転がしたり、強弱をつけて乳首を弄ぶ。

「ふっ…はぁ…。」

 時々、息をするのを忘れてしまう。

「…かの子は可愛いね。もっと、声を出して。かの子が気持ち良くなってる声が聞きたい。」

「は、はずかしい…。」

 里桜はクスクス笑いながら、私を抱えベッドに寝かせる。

「かの子、脚開いて。」

 膝を立て、軽く抵抗するものの簡単に開かれる。

「…気持ち良くなってるんだね。」

 里桜の指が下着越しに、花芯を探り当て静かに揺らす。

「ほら、かの子が気持ち良くなってるから、下着に染みが出来てるよ?」

 薄い紫のショーツに、蜜口から溢れている蜜が染みて一部布が透け紫色が濃くなっている。

 そこを優しいタッチで撫で、擦る。

「り、里桜…。ああっ。」

 深い緑の瞳が、欲情している。
 私も頬や身体が熱くなっている。

 自分の中に、こんな情熱や欲望があるなんて知らなかった。

 里桜に愛されたい。
 心も身体も。

「ねぇ、里桜。もっと…もっと、して…。」
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