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ここで待ってるから。
第15章 あの頃の君へ。
「胡桃ちゃんからお誘い?」
週末、金曜日。
夏と帰宅を合わせ、食事に出かける。
最近、出来たイタリアンのお店に入りオーダーする。
「来週、大学帰るから最後に会いたいんだって。明日の夜、お兄さんのアパートで鍋でもしませんか?って。」
「…うん。それは、いいけど。」
「じゃあ、メールしておきますね。」
「うん。…ねぇ、夏。胡桃ちゃんと一緒だったサークルってどんなサークルだったの?」
「まぁ、文芸サークル。自分の好きな作家や作品について、ダラダラ喋るだけ。俺はジャンル問わず何でも来いって感じ。」
店員が二人分のビールと前菜を持ってくる。
「…そっか。」
夏の事を色々聞きたいけど、今更恥ずかしい。
それに、なんだかガツガツしてる感じがイヤらしいかも。
「あれ?胡桃ちゃんとのこと、疑ってますか?」
図星。
疑う、と言うかやっぱり若い子の方が話があったり気が合うんじゃないかな、とか思ったり。
「前にも話しましたが見た目が…ほら、俺が言うとエロいかも知れませんが、巨乳でしょう?」
確かに。グラビアアイドル並みのスタイル。
「あれ目当てで言い寄るヤツが多かったんですよ。胡桃ちゃんは凄く嫌がってたし、文芸の話ではかなり盛り上がって仲良かったから、寄り付く奴は取っ払てたんです。」
「うん。」
「…橙子さん、俺は橙子さん位の胸が調度いいですよ?こう、両手で収まって。」
嬉しいんだか、なんだか複雑な気持ちです。
ニコニコ夏は笑ってるけど、私はかなり今後が不安。いつか、私に飽きるときが来るんじゃないか。他に好きな人が出来るんじゃないか。
そうしたら、私には夏を引き留める力なんて無いかも。
女友達に一々、嫉妬なんかして。
テーブルに置いた手に、夏の手が重なる。
「そう言えば、元カノが俺のナニがでかすぎて別れたって、皆に言ってるらしいんですが…。」
夏の目をみつめる。お互い、熱い視線を交わす。
「橙子さんはどう思いますか?」
「なっ。あ、あのねぇ。こんな所で…。」
「じゃあ、何処なら教えてくれますか?」
なんと言う質問を投げ掛けてくるんだろう。
どうせ、またからかってるんでしょう。
大人をからかうな。
「…それより、夏の元カノの話が聞きたい。そうしたら、夏の、その大きさの話ししてあげる。」
週末、金曜日。
夏と帰宅を合わせ、食事に出かける。
最近、出来たイタリアンのお店に入りオーダーする。
「来週、大学帰るから最後に会いたいんだって。明日の夜、お兄さんのアパートで鍋でもしませんか?って。」
「…うん。それは、いいけど。」
「じゃあ、メールしておきますね。」
「うん。…ねぇ、夏。胡桃ちゃんと一緒だったサークルってどんなサークルだったの?」
「まぁ、文芸サークル。自分の好きな作家や作品について、ダラダラ喋るだけ。俺はジャンル問わず何でも来いって感じ。」
店員が二人分のビールと前菜を持ってくる。
「…そっか。」
夏の事を色々聞きたいけど、今更恥ずかしい。
それに、なんだかガツガツしてる感じがイヤらしいかも。
「あれ?胡桃ちゃんとのこと、疑ってますか?」
図星。
疑う、と言うかやっぱり若い子の方が話があったり気が合うんじゃないかな、とか思ったり。
「前にも話しましたが見た目が…ほら、俺が言うとエロいかも知れませんが、巨乳でしょう?」
確かに。グラビアアイドル並みのスタイル。
「あれ目当てで言い寄るヤツが多かったんですよ。胡桃ちゃんは凄く嫌がってたし、文芸の話ではかなり盛り上がって仲良かったから、寄り付く奴は取っ払てたんです。」
「うん。」
「…橙子さん、俺は橙子さん位の胸が調度いいですよ?こう、両手で収まって。」
嬉しいんだか、なんだか複雑な気持ちです。
ニコニコ夏は笑ってるけど、私はかなり今後が不安。いつか、私に飽きるときが来るんじゃないか。他に好きな人が出来るんじゃないか。
そうしたら、私には夏を引き留める力なんて無いかも。
女友達に一々、嫉妬なんかして。
テーブルに置いた手に、夏の手が重なる。
「そう言えば、元カノが俺のナニがでかすぎて別れたって、皆に言ってるらしいんですが…。」
夏の目をみつめる。お互い、熱い視線を交わす。
「橙子さんはどう思いますか?」
「なっ。あ、あのねぇ。こんな所で…。」
「じゃあ、何処なら教えてくれますか?」
なんと言う質問を投げ掛けてくるんだろう。
どうせ、またからかってるんでしょう。
大人をからかうな。
「…それより、夏の元カノの話が聞きたい。そうしたら、夏の、その大きさの話ししてあげる。」