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ここで待ってるから。
第17章 サクラサク。
 柔らかい泡が二人を包み込む。

 夏の首にしがみつき、根本まで入れ込む。

「…っ。あ、んんっ。」

 夏は私の腰に手を添え、もっと深い所まで挿す。
 先端が奥のスポットに当り、刺激する。
 
「くぅ…橙子さん、気持ちいい…。」

「…夏は、動いちゃ駄目。」

 私はゆっくり腰を揺らす。
 その度に、子宮口に当りコリコリとする。それが気持ち良く、恍惚の表情を浮かべる。

 夏は乳房を揉み、乳首を愛撫する。

「ふっ…んんっ。あぁ…橙子さん、すごいよ。どうしたの?こんなに、激しいなんて…。」

 大きくグラインドし、貪欲に刺激を求める。

 夏が私に優しくしてくれるから。
 夏が私を好きでいてくれるから。

 どんな時でも、私といてくれるなら…。私にできるのは、心から愛してあげること…。

「…夏、もっと夏が欲しいの。」

 夏の全部が欲しい。

 身体も。心も。

「うん。俺の全部、橙子さんにあげる。」

 揺れる水面がキラキラと輝く。

「んっ、夏…ああっ、あっ…。お、奥…気持ちいい…。」

 自分で快感が溢れるスポットを探り、その位置を腰の動きで攻め立てる。

「…うっ、くぅ…いやらしいなぁ、橙子さん。自分で腰を動かして…はぁっ…。そんなに、俺が欲しいですか?」

 夏と私の視線が絡み合う。

「…んっ、欲しいの…。」

「俺の何が…欲しいですか?」

「あっ、んっ…。な、夏の…おっきい、これ、ちょうだい…。」

 蜜口にきつく埋め込まれた、男根の根元に触れる。

「いいですよ…ほら、どうですか?」

 いきなり、腰をがっつり捕まれ下から激しく突き上げる。お湯が激しく波打つ。

「やっ。ああっ、あっ、夏っ。ああっん。」

 夏の首にしがみつき、溢れでる快感を身体の奥で高める。

「うっ、くぅ。はっ…橙子さんっ。橙子さん…っ。」

 夏のは眉を寄せ、息を荒げる。

「あっ、あっ、ああっ…いっ、すごい…奥、当たって…気持ちいい…。」

「俺、も。気持ちいい…あっ。も、もう…出そう…。」

 更に激しく腰を打ち付ける。頭の中が段々と白くなる。

「…橙子さんっ…逝っていい?」

「う、ん…いっ、一緒に…あっ、んんっ…。」

「うん。一緒に、逝こう…。」

 身体の中で快感が爆発し、オーガズムに達する。

「…夏。夏。好き。」

 情事の余韻の中で幸福を感じる。

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