この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ここで待ってるから。
第18章 サクラサク。②
 感じているのか、その秘密の入り口には蜜が溢れている。すんなりと、人指し指が入る。

「やっ…。」

 胡桃の身体が強ばる。
 脚をきつく閉じる。

「やめようか?…また、しばらく離れて暮らさなきゃならないのに、怖い思いはさせたくないんだ。辛い思い出はいらないだろ?」

「…なら、尚更。お兄ちゃんに抱かれたい。ちゃんと、愛されてるって感じたい。…大丈夫、だから。お兄ちゃん…お願い。」

 胡桃のおでこにキスをする。

 ベッドサイドの引き出しから、避妊具を出して着ける。

 胡桃は恥ずかしそうに、欲望に起立したモノに触れる。

「…コレが…入るの?」

「最初は痛いかもしれないね。なるべく、優しくするよ。」

「う、うん。」

 閉じた脚を擦りながら、割る。その間に身体を重ね、少しだけ蜜口を刺激する。

 いやらしく水音が響く。
 弄る指先に蜜が絡み付く。

「あ、うんっ…な、なんかお腹の中…へんな感じ…。」

 リラックスしてきたのか、身体から力が抜け更に脚を広げる。

 蜜口に先端をあてがう。

「い、いや。」

「…胡桃。」

 腰に手を添え、ゆっくりと蜜口に侵入する。内側を擦りながら、埋め込んでいく。

「…ああっ…くっ。お、お兄ちゃん。」

 根元まで入れ、静かに腰を動かす。

「…はぁ、っ。胡桃、好きだよ。」

「うっ、うん。私も…好き。」

 胡桃の腕に力が入る。

 痛みと快感が混じり合い、苦悶の顔をしながらも声は色をつけ激しく喘ぐ。

 部屋には二人の息づかい。
 卑猥な水音。
 ベッドの軋む音。

 少しでも、痛みを紛らわすために頬や肩にキスをする。腰に手を添え、角度に気を付ける。

「か、楓…。楓…。」

 名前を呼ばれ、胸が熱くなる。

 なんて、嬉しいんだろう。
 なんて、愛しいんだろう。

 もう、胡桃がいない人生は考えられない。

 自分の持てる全ての力で、守り続けるから…。

「胡桃、胡桃っ。」

 押さえきれない程、身体を求める。

 このまま、身体が一つに溶け合い離れないように。二度とお互い迷わないように。

 この身体に痛みを証として。




「…一杯、電話してもいい?一杯、メールしてもいい?」

「構わないよ。僕もするから。…それと、浮気なんてしないからね。」

 胡桃を抱きしめる。この小さな幸せに、今は喜びだけを感じる。
/205ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ