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ここで待ってるから。
第19章 サクラサク。③
 総一朗は私をみつめながら、服を脱ぐ。

 久しぶりに触れる肌は、熱く火照っている。優しく肩から胸にかけ、撫で下ろす。

 慣れた手つきで、服や下着を脱がされ裸でシーツの波に身体を委ねる。
 清潔な布のサラサラとした感触が、優しく肌を擽る。

「…優しくなんて、しなくていいから…。」

 総一朗君は私を抱き寄せ、乳房を少しだけ乱暴に愛撫する。
 乳首を荒く吸われ、空いた手でもう一方の乳首を弄る。
 固く尖った先端を指先で掠めるだけで、身体の奥にある快感の泉を溢れ出させる。

「…沙矢子さん…。本当に、すみません。色々と限界なんです…。」

「ああっ、ん。う、うん。私も…ずっと、総一朗君に抱かれたかった。乱暴にしていい、から…。」

 もっと、私を求めて欲しい。

 総一朗君には私が必要なんだと。

 言葉にしなくても、身体を求めてくれるだけで…それだけで、私は幸せだと感じる。

 軽く歯を立て、乳首を噛む。
 痛みと快感の狭間に、熱い息を吐く。

 そのまま、総一朗君の手が脇を腰を撫で、下腹部にある黒い茂みの中を探る。
 
「…あぁ…っ。」

 指が何かを探すようにさ迷う。

 それは、赤く恥じらいながらも輝く蜜を滴らせ、欲望の塊を受け入れる口を開いている。

「…沙矢子さん、いつからこんなに濡れていたんですか?」

 そっと、蜜口に指を入れる。

「…そ、総一朗君に、会った時から…。」

 石黒との間に総一朗君が和って入り、その姿を見た時。
 あの時、もう既に身体は総一朗君を求めていた。

「いやらしいですね。沙矢子さん。」

 クスッと笑われる。
 恥ずかしくなり、目を背ける。

 中指と人差し指の腹で、入り口手前にあるザラザラとしたGスポットを刺激する。

「あっ。う、んんっ。」

 同時に一番敏感な花芯を親指で押され、小さく振動を与えられる。

 一気に身体の奥から、甘い快感が押し寄せてくる。

 頭の中が真っ白になる。

 激しく出し入れされる度に、卑猥な音が響く。

「あっ、あぁっ、もう…ダメ。逝っちゃうよ…んんっ。…はぁっ、んっ。」

 総一朗君の身体にしがみつき、押さえきれない快感に声を上げる。

「指で、逝っちゃうんですか?」

 うっすらと目を開け、総一朗君を見る。
 その視線は熱く私をみつめる。

「…いや…。総一朗君が…欲しい…。」
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