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ここで待ってるから。
第23章 あの頃の君へ。②。おまけ。
 指の動きが、激しくなりもう何も考えられないくらいまで、高められる。

「…あっ、はっ…も、もう…うんっ…逝っちゃう…。」

「駄目です。」

 いきなり、私の手を取り花芯の愛撫を止める。

 夏は意地悪な顔をする。

「はっ…っ。い、いや…んっ。」

 眉を寄せて、請い願う。

「勝手に逝ったら、駄目ですよ。自分だけ気持ちよくなるなんて、許しませんよ。」

「…くっ…。で、でも、もう…。」

 我慢なんて出来ない。

 身体中が快感を求める。

「…ねぇ、橙子さん。」

「…んっ?」

 夏は開かれた脚を撫で、肩で息をし蒸気する身体を優しく擦る。

「大好きですよ。」

 微笑みながら、私を覗き込む。

 その瞳に吸い込まれ、溶けていく。

 夏が欲しい。

 自然と夏のボトムに手が延びる。
 大きく張りつめた股間に、心が動く。

「…これが、欲しいんですか?」

 ベルトを外し、ボトムとボクサーパンツを脱ぐ。
 夏のそれは尖端から透明な汁を垂らし、痛いほど反り返っている。

「う、ん…。夏の、これ欲しい。」

 指にいやらしい液を塗り、カリを撫で刺激する。

「…じゃあ、ちゃんとおねだりして。」

 夏も余裕がなくなってきたのか、息づかいが荒くなり目が潤んでいる。

「夏が、欲しいの…。」

 自分の指で、襞を押し広げ蜜が溢れる卑猥な口をさらけ出す。

「…ここに、それ、頂戴。」

 夏は微笑み、私の頭を優しく撫でる。

「それ、って何ですか?ちゃんと、教えて下さい。」

「…な、夏…。いや…。」

 恥ずかしくて、言葉がでない。

「ほら。じゃないと、ずっとこのままですよ?」

「む、無理。恥ずかしい…。」

 目を伏せ、戸惑う。クスッ、と夏が笑う。

「じゃあ、お預けですね。」

「い、いやぁ…。」

 こんな身体になって、夏と一緒になれないなんて無理。もう、この疼きはおさまらない。

「…な、夏の…おっきくて、固い…の頂戴。」

 夏の顔が近づき、ニッコリと笑う。

「いいですよ。ほら…。」

 夏の起立した、欲望の塊が一気に身体を貫いていく。

 それは、熱く大きく膣の内側を擦る。その、大きさに息を吐く。

「…あぁっ。な、夏…。」

 夏の首にしがみつき、全てを受け止める。
 
 私の身体に、夏が入り込む。

 私の中に夏がいることが嬉しい。
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