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ここで待ってるから。
第23章 あの頃の君へ。②。おまけ。
 しばらく、繋がったまま抱きあう。

 お互いの肌の温もりや、息づかい。小さな鼓動や瞼の動き。

 すべてが一体化したように。

 夏と私の境目が無くなって、溶け合ってしまったのではと錯覚をする。

「…夏?」

 少しだけ、身体をずらし夏を見る。

 頬がピンク色に染まっている。

「…橙子さんの中、気持ちいい。温かくて、トロトロしていて…。」

 腰を掴まれ、更に夏の方に引き寄せられる。

 夏の大きい、男根が隙間なく突き刺さる。奥まで埋め込まれ、子宮口の快楽のスポットを刺激する。

「あっ…な、夏っ。奥に、奥まできてるよ…。」

 自然に腰が動く。

 もっと、もっと夏が欲しい。

「…くっ…。いやらしいなぁ、橙子さん。腰、動いちゃってますよ…。」

 夏も段々と、腰を動かし大きくグラウンドする。

「い、いやぁ…んっ、あっ、あぁっ。」

 内側の摩擦と、奥に当たる刺激に快楽の泉が溢れていく。

 じわじわと、身体の奥から快感が押し寄せてくる。

「あっん、あっ、んっ。な、夏…もっと。もっと、きて…。」

 更に、ピストンが激しくなり二人の喘ぎも荒く激しくなる。

「ああっ、あっ…っ。す、すごい…気持ち、いい…。」

「…んっ、はぁ…っ。橙子さん、橙子さんっ…。」

 夏も表情がきつくなり、激しく荒く息をする。

 段々と頭の中が真っ白になる。

 身体の底から、快感の波が全てを飲み込む。

「あっ…夏、もう…駄目…。」

「お、俺も…逝く…っ。んっ。あっ…あぁっ。」

 激しいピストンに、身体の中で快感が爆発する。オーガズムに達し、すべてを解放する。

 夏にしがみつき、歓喜に身を捩る。

 夏も身体を震わせ、私の中に欲望を吐き出す。

 このまま。

 ゆっくりと、二人に時間が流れて行く。

 それは、優しく、愛しく。




「…もう、怒ってない?」

 シャワーを浴びて、服に着替える。

「怒ってませんよ?…橙子さんが、誰と会おうとやきもちは焼きませんから。」

 涼しい顔をして、私を見る。

「少しも?」

「はい。」

「どうして?」

 夏は少し困った顔をする。そして、私を抱きしめ耳朶を優しく甘噛みをする。

「…んっ、夏…。」

「可愛いなぁ。」

 首筋にキスをする。

「…だって、橙子さん。もう、俺がいないと生きていけないでしょう?」
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