この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ここで待ってるから。
第25章 そうだ、温泉に行こう。〈花海棠と鳳仙花〉
〈花海棠の間:橙子さんと夏〉
二人の中居さんに案内され、私たちは奥の離れに案内される。
中庭を抜け、二棟並んでいる和風の造りの平屋に入る。
「東様はこちら、花海棠の間です。倉城様は、隣の鳳仙花の間です。」
それぞれの部屋に別れ、中に入る。
奥に進むとダブルベッドが左手に、右手には広いリビングと壁一面ガラス張りになっている。ベランダには露天風呂がお湯を湛えている。
露天風呂を隠すように、外観を損なわない程度の壁と木が茂っている。
「素敵なお部屋ですね。」
「気に入っていただけたようで、良かったです。こちらの露天風呂は二十四時間、かけ流しでお使いいただけます。それと、こちらの浴衣どうぞお使いください。」
さっき選んだ浴衣を渡される。
一通り、案内を受け中居さんはお茶を淹れて部屋を出てゆく。
「…橙子さん、こうやってのんびり過ごすのって新鮮ですね。」
夏はお茶を飲み、用意してあったお菓子をつまむ。
「うん。そうだね。」
私はベッドの衝立に隠れ、浴衣を着る。
慌ただしく過ごす日々に、お互い当たり前になっていたかも。
こんな、のんびりした時間も必要だよね。
帯を締め、髪をゆるく結い上げる。
中居さんの淹れてくれたお茶を飲もうと、夏の側に行く。隣に座り、お菓子に手を伸ばす。
「う、わぁ。なんだか…。エロイです。」
夏は私の浴衣姿をみつめる。
「…は、恥ずかしいな。あんまり、見ないで…。」
照れて、視線を反らす。
夏の手が私の頬から顎をなぞり、クイッと持ち上げられる。
「見ていたいです。ずーっと。これからも。」
「な、夏…。」
吐息がまぶたにかかるくらい、お互い顔を寄せる。睫毛を震わせ、静かに唇を合わせる。
舌を絡め合い、唾液を混ぜ込み深く、深く求めあう。吐息の中に、甘い喘ぎ声が混じる。
二人とも、離れないように髪に手を絡め吸い付き、食む。
「んっ…はっ、あっ…。」
むせかえるような、激しいキスは続く。
夏は私の浴衣の合わせに、手を差し込む。ブラの隙間を縫って、敏感に尖っている乳首を探し当てる。下着の布に押さえ込まれ、愛撫に解放されたがっている。
指でクリクリとつねられ、時に乱暴に引っ張る。
その度に下腹部に甘い刺激が差し込んで、自分の意思ではなく花の蜜が溢れていく。
二人の中居さんに案内され、私たちは奥の離れに案内される。
中庭を抜け、二棟並んでいる和風の造りの平屋に入る。
「東様はこちら、花海棠の間です。倉城様は、隣の鳳仙花の間です。」
それぞれの部屋に別れ、中に入る。
奥に進むとダブルベッドが左手に、右手には広いリビングと壁一面ガラス張りになっている。ベランダには露天風呂がお湯を湛えている。
露天風呂を隠すように、外観を損なわない程度の壁と木が茂っている。
「素敵なお部屋ですね。」
「気に入っていただけたようで、良かったです。こちらの露天風呂は二十四時間、かけ流しでお使いいただけます。それと、こちらの浴衣どうぞお使いください。」
さっき選んだ浴衣を渡される。
一通り、案内を受け中居さんはお茶を淹れて部屋を出てゆく。
「…橙子さん、こうやってのんびり過ごすのって新鮮ですね。」
夏はお茶を飲み、用意してあったお菓子をつまむ。
「うん。そうだね。」
私はベッドの衝立に隠れ、浴衣を着る。
慌ただしく過ごす日々に、お互い当たり前になっていたかも。
こんな、のんびりした時間も必要だよね。
帯を締め、髪をゆるく結い上げる。
中居さんの淹れてくれたお茶を飲もうと、夏の側に行く。隣に座り、お菓子に手を伸ばす。
「う、わぁ。なんだか…。エロイです。」
夏は私の浴衣姿をみつめる。
「…は、恥ずかしいな。あんまり、見ないで…。」
照れて、視線を反らす。
夏の手が私の頬から顎をなぞり、クイッと持ち上げられる。
「見ていたいです。ずーっと。これからも。」
「な、夏…。」
吐息がまぶたにかかるくらい、お互い顔を寄せる。睫毛を震わせ、静かに唇を合わせる。
舌を絡め合い、唾液を混ぜ込み深く、深く求めあう。吐息の中に、甘い喘ぎ声が混じる。
二人とも、離れないように髪に手を絡め吸い付き、食む。
「んっ…はっ、あっ…。」
むせかえるような、激しいキスは続く。
夏は私の浴衣の合わせに、手を差し込む。ブラの隙間を縫って、敏感に尖っている乳首を探し当てる。下着の布に押さえ込まれ、愛撫に解放されたがっている。
指でクリクリとつねられ、時に乱暴に引っ張る。
その度に下腹部に甘い刺激が差し込んで、自分の意思ではなく花の蜜が溢れていく。