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ここで待ってるから。
第25章 そうだ、温泉に行こう。〈花海棠と鳳仙花〉
 背後に夏に抱かれ、うなじや肩に舌を這わせる。

 足元の浴衣の間に手が侵入する。

 太腿から膝を撫で、そっと脚を押し開く。

「…や、いや。」

 これから、温泉に入ったり沙矢子達と食事したりするのに、その前にエッチってどうなんだろう。なんだか、顔会わすのが恥ずかしい…。

 でも、夏がこんなに求めてくるのは拒めない。

 いつだって、夏に答えたい。

 指が黒い茂みの丘を撫で、淫靡な蜜を滴らせた花の口にたどり着く。

「いやとか言いながら、こんなに濡れてますよ。ほら、いやらしい身体ですね…。」

「夏が…。夏がこんな身体に、したんじゃないの…。」

 夏が触れるだけで、身体が欲情する。

 夏の声で、心が求める。

 夏の吐息で、快感が溢れ出る。

 そんな身体にしたのは、夏だと思う。

「…責任、とってね。」

 夏は私を立たせ、ガラス張りの壁に押し付ける。

「きゃ…っ、冷たい。」

「後ろ、向いて下さい。」

 浴衣の裾を腰まで上げ、少し荒くショーツを脱がす。

「ほら、ちゃんと責任とりますよ。橙子さんも、これが欲しいんでしょう?」

 腰をかかえられ、後ろから蜜口に夏の起立する男根をあてがう。カリの部分にたっぷりと蜜を塗り、入りやすいように準備する。

 ぐいっ、と身体を引き寄せられ夏が私の身体に埋め込まれる。

「あ、ああっ。はっ…んんっ。」

 後ろからの責めに、頭の中がしびれる。

 強弱をつけたピストンの律動に身体が熱くなる。膣の内側の圧迫感と摩擦による刺激に、だんだんと快感が登り詰めていく。

 肌と肌が当たる音と、卑猥な水音。
 二人の喘ぎ声が、一気に高まる。

「あっ、あっ、あんっ。」

「くっ、すごい…。中、すごく締まってる…。はっ…ふぅ。」

「やっ、はぁっ…んっ。もっと、奥まできて…。」

 壁に手をつき、腰を差し出す。

 夏は大きくグラウンドし、同時に大きくなった花芯を弄りだす。

「ああっんっ、だ、だめ…。そんな、それ弄っちゃ…駄目…。」

「ここも、大きくしちゃって…。いやらしい。」

 グリグリと、腰を押し付ける。器用に敏感になってる花芯を指で擦る。

 夏は私の手をとり、下腹部に誘導する。

 指を添わせ、花芯を探り当て上下に擦る。

「自分で、弄ってみて。俺がバックで責めてる間に、クリ弄ってて…。」
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