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ここで待ってるから。
第12章 魅惑の果実。
「…いい子にしてましたか?」

 袋を差し出しながら、ソファに座る私に身を屈める。

 う?ん?

「え?」

「橙子さんは、甘いし隙だらけだし。惚れっぽいから。」

 夏の目を直視出来ずに、袋に反らす。
 中には、苺や桃の乗ったコンビニスイーツが入っていた。

「遠山さん、来てたでしょ?」

「う、うん。」

 若干、やましい気持ちがあるため声が上ずる。
 でも、だって、あの状況は流れであって本気じゃないし。なぐさめていただけだし…。

「顔、赤いですよ。」

 ぱっ、とスイーツを取られる。

「な、なんでー。私にお土産じゃないの?」

「そんな悪い子にお土産なんて、ありません。」

「わ、悪い子って。…ねぇ、夏。それ、食べたいなぁ。欲しいなぁ。」

 私が持っている精一杯の可愛さで責めてみるも、こんなおばちゃんがしなを作っても誰も相手になんかしてくれないよね。

「?!」

 夏は私の身体を優しく押さえつけ、キスをする。

 ソファの軋む音。
 二人の服がこすれる音。

 呼吸が荒くなる。
 
 うっすら開いた口に、熱い舌が探るように入ってくる。お互いに、潤った舌を舐め絡ませる。
 二人の境目がなくなってしまったように、唇を貪り歯をなぞる。

 夏の髪に手を差し入れ、二人に隙間が出来ないように離れないように…。

「…橙子さん。」

 息をするのも忘れてしまう。

「可愛い。もっと、おねだりして。」

 

 いつも、夏の言うことに逆らえない。


「どうしてほしいですか?」

 夏は私をじっとみつめる。
 二人の呼吸が重なる。

「あ…。ん、うん。さわって…ほしい。」

「どこを?どんなふうに?」

 困った。恥ずかしすぎ。そんな事、言えない。

 目を伏せ、顔が熱くなるのがわかる。
 心臓がバクバクしている。夏に聞かれたくない。

 長い綺麗な指が、私の乳房をなぞる。
 その感触だけで、痛いくらい乳首が尖る。

「…ここ…。舐めて、いじって…。」

 夏の手を固くなった乳首に誘導する。コリコリと摘ままれ遊ばれる。
 反対側に唇が近付き、舌で舐めとられ白い歯で甘く噛まれる。

「ふっ、んんっ。」

 甘く鼻が鳴り、腰を浮かせる。
 
「…橙子さんは、ここが好きですよね。」

 優しく、激しく乳首を吸われ、身体の奥から熱い快感が押し寄せてくる。
 
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