パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 魅惑の果実。

　夏は指で胸の愛撫を続けながら、鳩尾、臍へとキスを落として行く。

　その柔らかい唇は、時々肌を吸い紅い花を咲かせる。

「…この身体、全部俺のモノですからね。誰にも渡さない。触らせない…。」

　夏の声が私の心に響く。

「ここも。」

　チュッ…。指で揉まれている、乳房に敏感な乳首にきつめに吸い、キスをする。

「んんっ。」

「ここも。」

　肩や腕、脇腹、腰にもキスをする。

「…ここも。」
　
　太腿を撫で、膝から脛に唇が触れる。

「ん…。夏…。」

「…ここも、俺だけのモノ。」

　脚を広げられ、内腿に舌を這わせる。
　
「…橙子さん。気持ちいいの？感じてるの？」

　黒い茂みの下にある、泉から愛液が溢れる。夏の指が液を拭い、その液の付いた指を舐めとる。

「美味しい。さぁ。橙子さん。これから、どうしてほしいですか？」

「…ここ…。」

　指で黒い茂みを分け、大きくなった花芯をさらけ出す。

「ここ、って？」

「な、夏…。」

「ほら、ちゃんと俺に教えてください。ここって、どこですか？どうしたらいいですか？」

「…ク、クリ…。うっ、もう、これ以上無理。」

　顔から火が出そう。

「クスッ。橙子さん、良くできました。たっぷりご褒美あげますよ。」

　二本の指を蜜口にあて、液をたっぷりとすくう。そのまま、花芯に塗りコリコリと擦る。
　その刺激に、身体をよじる。

「ふっ…あぁっ。」

　脚の間に夏の身体が滑り込む。

「どうですか？気持ちいいですか？」

「う、うっん。あっ、あぁっ…。」

　激しく擦られ、弄られ子宮の奥の方から快感が溢れてくる。
　
「い、いや…んっ。」

「嫌ですか？なら、やめようかな。」

　急に愛撫を止め、ニヤニヤと私の顔を覗き込む。

「な、夏。駄目、止めちゃ駄目…。」

　荒く呼吸しながら、夏の愛撫を求める。
　燻った身体の欲望は消せない。
　甘く、せつなく夏に懇願する。

「じゃあ、どうしてほしいですか？」

　今の夏は意地悪だ。

「も、もぅ…。夏の意地悪…。」

「ん。可愛い。…ほら、言って。」

　夏の囁きに、身体が疼く。
　
　いつの間にか、夏だけの身体になっている。夏だけが私の女としての喜びを感じさせてくれる。
　その、指で。唇で。声で。

「逝かせて…。夏の大きい…コレで。私の中に入れて…逝きたいの。」