この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セルフヌード
第4章 光と闇







 広栄はなつみの身体を露出し、手首を縛って脚からロープで吊り上げた。


 十年という歳月をかけて毀損されては治癒し、その度に新たな損傷を重ねた跡、真新しい切創、乳輪を貫通したニードルの空洞、壊死による皮膚の変色──…。



 こんなものを美優に見せられるわけなかった。



「はっ……愉快だわ!醜いこと!……ねぇ、なつみ。お前よく生きてこられたわね。お前が生きているということは、そういうことよねぇ?!母親は男狂いだった……お前は漁るものが女というだけ。…──同じ……あの売女もお前も!」


「…──ぅっ、はぁっ、く……」



 得体の知れない錠剤が、腹の奥深くでとけ出す。


 膣口を塞いだディルドがぼろ雑巾も同然の女を蹂躙する。
 冷凍庫で眠っていた鉄の突起が油をまとい、アヌスを割った。


「ああっ……」


 広栄はニードルを炙り、なつみの乳房の頂を、淡白な目に捉えて串刺しにした。二つの丘陵を繋いだ鉄棒を、重石が引っ張る。


「あぁっ……あ……ぁ、はぁ……」


「お前のお気に入りの女を呼べば、助けてやるわよ」

「や……許し、……!……」


 ざく……ちく……ぷす……


「ああっ……」


 バシィッ…………


 スリッパがなつみの頬を打ち、霞みかける意識を縫いとめる。


 ぶすっ……ちく……ざく……


 極細の医療器具が乳首を針山に変えてゆく。同じ針がクリトリスにも劣情をもたらし、強制的に脹らませてゆく。


「はぁっ、ぁ……ん……」

「ほぉら……どうなの?唯一の長所が台なしよ……涼しい顔も、わざとらしいったら!……」

 すっ…………


「っ!!……」


 剃刀が瘡蓋を引き裂いた。鮮血が伝う。


 十字架が、また一つ…………



 美優を、長野梨沙の後には続かせない。



 一縷の光。



 軟派な若い男も、心ない彼女の実母のまごころも、なつみの抱えたどうしようもなく厄介なものも、美優には似つかわしくない。
/269ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ