この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セルフヌード
第6章 最愛




 美優は、どんな顔をしているのだろう。


 なつみがここにいる。目覚めて一番に、美優を呼び、美優を見つめ、変わらず手の届く距離にいる。


 夕まぐれ、終わったかと思った。

 空白の記憶を挟んだ直前、後を追うことまで考えたのではなかったか。

 診察室で聞かされた、美優の知らなかった事実。

 なつみから直接聞きたかった。彼女を信じて、惹かれて、美優は何でも話してきたのに、なつみは違った。



「美優、可愛いよね。看護師さんから聞いたよ。私のために泣き喚いてたって」

「…………」

「惚れ直した。ああいうのドラマの中の話かと思ってたけど、実際されると感動するね。見られなくて残念だった」


 片腕になつみの腕がまといつく。

 馴れ馴れしい、物怖じしない笑い声が美優の眠気をといてゆく。


「……何で、黙ってたの。……」


 忿怒が美優を守ろうとする。

 暢気な美人が、いっそ目障りにさえなってくる。
/269ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ