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セルフヌード
第6章 最愛
「エロい顔……見てるだけでこっちがイきそー」
「あっん……っ」
「どこ触ってもぴくぴくして、美優の匂いがいっぱいする。乳首、相変わらずしわしわの真珠みたいに勃って……」
ぺちょ、ちゃぷ、と、コットンパールに円を描くのと同じ調子で、なつみが美優の潤みを弾く。
「指、ふやけちゃいそうなくらいになってる。……美優のここ、あの石に似てるかも。こんなに誘って…──一晩中、私の玩具になるつもり?」
「ああっ……」
なつみは美優の陰毛を遊んで、美優の海をことごとく月の盈虧に紐づかせた。
下半身を新たなロープが固めていった。無慈悲な電化製品の先端が、美優のクリトリスを狙う。
バイブレーターのスイッチが入った瞬間、美優に絶望的な恍惚が走った。
ヴィィイイィィィィン…………ヴィィイイィィィィン…………
「あっああっ!!……」
なつみがカメラを持ち出した。
「こういうのも最後になるだろうから。……こっち見て。美優。ちょっとだけ、……我慢して。最高の君を見せて」
「あっあっ……ああんっ……ああああっっ……」
レンズの愛撫に顫えながら、美優の身体は意思も置き去りにして悶え続ける。
そうだ。腹が膨らめば、なつみに撮られることもきっとなくなる。
しばらくの我慢と分かっていても、最後と考えないではおけないほど長く感じる。
これが最後と思えばこそ、美優の中で、とめどないものが溢れ続ける。
何かが変わる。一年後の今日、美優はまたお菓子の家を作れるだろうか?