この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セルフヌード
第6章 最愛
潤みきった美優の秘口は、最愛の指をいくらでも吸い込んだ。望めば手首までのみ込める。
だのになつみは、甘ったるい愛し方にとどまるばかりだ。
美優の腕を封じたのはかたちばかり。美優に宿った生命に、負担をかけないようにしているのが手に取るように分かる。
「なつみ……っ、やめないで……あっ……あん…………まだ……やめないで……」
快楽の涙とは違う。無性の衝動に泣かされて、みじめに歪んだ顔を隠すことも出来ないで、美優はなつみに懇願しながら蹂躙される。
なつみは手首の羈束をといた。美優は四つん這いにさせられた。
背中を伝うキスに顫え、アヌスにしたたる唾液に喘ぐ。
誕生日の夜、初めて愛されることを覚えた窪みは、なつみの指を何の疑いもなく受け入れる。
「ああっ……はぁぁ……あんっ!あんっ!」
一つになって、キスをして、唾液を分けて、ただ抱き締め合う。
まるで明日、世界が終わってしまうかのように。
何故、時は明日の色を変えるのだ。もっと早く出逢いたかった。
美優は憑かれたようになつみを求め、なつみは美優を殺めんばかりに貫いた。