この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セルフヌード
第8章 *最終章*セルフヌード



「美優、咲希のこと好きになったね」

「そう?」

「一人前に、お母さんって感じ」

「──……」


 なつみに再会したあの夜からだ。

 なけなしの美優の母性も、少しは眠りから覚めたのだろう。



「あ、そうだ、なつみ」

「何?」

「明後日ね、かおりと約束なの。ごめん」

「ああ、良いよ。私もごめんね、この間はせっかくお休み合ったのに」

「ううん」

「ってか、守山さんとりの呼んで、いっそ今度四人で遊ばない?」

「賛成!かおりも喜ぶと思う」

「りのの前ではイチャつけないけどね。彼氏、まだ当分は服役中だから」

「そっか、……大変だね」



「美優」


 なつみが寝台に場所を移した。

 シーツにくるまっていた美優の鼻をブーケの匂いが掠めた。

 しとりを残した黒髪が、優しい手のひらの重みに疼く。
/269ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ