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セルフヌード
第3章 愛玩


「はぁっ……こ、怖く……な──…あああっ」


 男の指が、女のマグマに侵入する。

 女は気丈に男を見つめ、顫え、熱い息を吐き続ける。


「そうか。怖くない……か」

「はぁ……はぁっ、ぁっ……んん」


 男の指が性臭を連れて女の膣内(なか)を離れていった。

 女は男に従って、女自身の分泌液にしゃぶりつく。

「まぁ良い。お前はわしに逆らえんのだからな。……くく。わしはお前を知らねばならん。お前は相当の尻軽と見た……オメコの具合を見てやろうではないか」


「ひっ……やっ」


 男がピンポンボールを握った。

 一見どこにでもある球体は、全部で六つ。一本のテグスに繋がっていた。


 ぐり……ずぶっ……くちゅ、ずぶずぶっ、ぐちゅ…………


「ぁ……ああぁぁぁ……あああっ!!……」


 女の口が、絶望の味を含んだよだれをこぼす。充血した目が明後日を求める。

 男が、秘口を飛び出たテグスを引っ張った。

 女の体内でこすれ合っていた球体が、列をなしてぼこぼこ気体に逆流する。


「ああああああああっっっ…………」


 男は女の唇を開け、二つの球体をねじ込んだ。そして新たな異物を掴み上げる。



 ジャガイモ、玉ねぎ、ワインボトル──…。



 男は女の若く溌剌とした肉体を調べ、化粧っ気のないかんばせが恐怖に堕ちゆく様を愉しむ。
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