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セルフヌード
第3章 愛玩
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201◯年3月26日(金)13:52更新
[タイトル]
らくがき
[本文]
こんにちは。
みゆです。
恥ずかしいことを……してしまいました。
ビックリしちゃった方、ごめんなさい。
みゆは悪い子なんです。
何故、こんなことをしたかっていうと、この間お話ししたご主人様のご命令です。
みゆはいやらしい女なので、こうやってご主人様のお叱りを受けます。
今日は、このまま、ご主人様のご自宅へ伺ってきます。
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美優はブログの公開ボタンをタップすると、スマートフォンをソファに置いた。
爽やかな常温に撫でられながら、寝室に移り、鏡台の前に足を止める。
よそゆきの化粧、糸のような双眸をアイラッシュで無理矢理押し広げた目をした女が全裸を晒して、今に果てるような顔をしていた。
先走った乳輪は、左右とも絵の具の矢印に示されており、丘陵の麓に四文字熟語がペイントしてある。
変態乳首。
淡い茂みの這った恥丘は、
…──ご自由に使って下さい。
脚の間をおとしめた文字も、矢印で割れ目を指していた。
良人と眠っている寝室で、よく知らない女の命令に従う。
正気の沙汰ではない行動を、美優は今日も余儀なくされていた。
寝台から一時間ほど前に脱いだワンピースを拾い上げる。
下着はシーツに散らしたままだ。
乳房をたぷんと放った裸体に、うわべだけは貞節な人妻の衣装を着込む。