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セルフヌード
第3章 愛玩
「貴女を母親と呼んだ覚えはありません」
「お黙り!!」
女の平手がなつみの頰を酷薄に打った。目尻に皺を刻んだ目が、悪意の快楽に耐えかねながら、連れの女に秋波を送る。
「ねぇ貴女。この女に比べたら、そこらの商売女なんて上品なものよ。この女はね、股が緩くて、気兼ねてやる価値もない。……ね?なつみ。お前は私にいたぶられたいがためなら、家畜のように媚びるわね。彼女に見せておあげなさい」
「──……」
「どうしたの?ほら、いつものように。お母様の命令よ。こうしている間にも濡れたお花を私に見せて、ここに何でもぶち込んで下さいとお願いなさいよ」
「っ……」
なつみの手が、ひとりでに、不可抗の魔力の干渉に従う。
ソックスを脱ぎ捨てて、ドロワーズに指をかける。二人の女の監視下の許、ストッキングをずらしたところで、身内を自称する女の野次が制止をかけた。
「のろ臭いわねぇ」
「…………、ぅっ」
女の片手が、なつみの春色のカットソーを盛り上げていた弾力を鷲掴みした。心臓を抉り取らんばかりの指先が、乳房をしごき、キャミソールごとたくし上げる。
「やっ……」
「ほら、丸裸よ、全部お脱ぎ。出来ないなら、お前が泣いて喜ぶ躾から始めても良いのよ」
「っ……」
すりこまれた絡繰りの呪文。
粘り気のあるその声が、その語調で、その言葉を注ぎ込んだなつみの耳は、戦慄する。指先は、女に従う。
「そうそう、早くなさいね。私のお気に入りの友達は、淫乱な、お前のような身体の女にこそ、特別な快楽を催すの」…………