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セルフヌード
第3章 愛玩
なつみの慣れた手つきが美優の衣服をはだきにかかった。
「なっ、にっするの!?」
「良いね、その顔。そそられる。暴れるなら好きなだけどうぞ。狭いから、エロい身体ぶつけないようにだけは気を付けて」
「ゃぁっ……っ、やめてぇぇっ……!!」
しゃらん、かちゃかちゃっ……ちゃり……
手枷の鎖が無慈悲に喘ぐ。
こんな姿勢でいくら身体をよじっても、美優が消耗するだけた。
なつみの目が美優をなぶる。女体が羞恥に怯えるのを愉しむ目つきで、美優を愛でる。
シャツのボタンや下着のフックを外すまでは折り目高に動いていたなつみの手が、ペーパーナイフを持ち出した。
「えっ……ひっ?!」
音にならない高音が、ほとばしる。
美優をくるんでいたものが、その機能をなくしてゆく。
ひんやりした刃が皮膚を撫でる。なつみは美優の衣服や下着を引っ張ってはナイフを入れて、引き裂いていた。…………
「あっ……やっ、……」
甘く爽やかな香りが薄らぐ、秘めやかなシートに、裸体の女と端切れの残骸が残った。
カシャ、カシャ……
カシャ……
なつみのカメラが美優のしどけない姿を収めていった。
美優に潜む奇跡を見出す、カメラマンの愛用品。