この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セルフヌード
第3章 愛玩
「やめ……て……」
美優の裸体を無機的な愛撫が這っていく。
「ぁっ、……ひぅ」
白い漿果の頂に、なつみが花をとりつけた。
ぎりり……
装飾的なクリップが、乳首をちぎり取らんばかりの痛みをきたす。
「うぅ……うっ、はぁっ」
鼻の奥がつんとした。惨めな痛みに泣きたくなる。
「そう。その顔。こっち向いて。……目、逸らさないで。膝もうちょっと立てて。聞けなくちゃ、もっと痛くするよ」
「はぁっ、ゃぁ……うぅ……やだ……何で……何でぇ……」
「スマホ、……美優の写メ、なくなっちゃったから」
アングルを変えて、おりふし美優を調えながら、なつみはシャッターをいくつも切る。
「証拠なんてなかったの。消したよ。美優を撮ったあの部屋で。あの日に」
「じゃあ、わたっ、しは……」
「正直者も辛いよー。ああいうのがないと、やっぱり美優は逃げちゃうね。今度は消さない。ばら撒くつもりも。どうするかは私が決める」
なつみがカメラを運転席のシートに置いた。美優の乳首を充血させた、造花付きクリップと一緒に。
美優の肩を、腕を、乳房を、なつみの柔らかな茶髪がくすぐる。
「ぁっん……」
「美優」
「ひどい……いや……」
「嫌がってる風には、全然見えない。ほら、もういじられたがってる。レンズにも、私の指にも。すぐ勃つ乳首は美優以上に素直だね」
「うっ……ぃっ、あっ……んっ」
優しいキスが美優の抗議を押しとめて、真新しい涙をいざなう。
しゃぶるようにキスされながら、心臓を覆う果実の麓を苛む呼び水に、太ももを這うおもむろな手に、美優はうっとり視界を細める。