この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セルフヌード
第3章 愛玩
「んぅ、はぁっ、んん」
「美優、イイ匂い。美優のおねしょの匂いがする。……全裸で手首繋がれて、興奮してる?」
「……そう、かも、……」
「さっき撮った美優、またイキ顔してたよ」
「そんなこと、……」
「エッチ」
じゅるっ、ちゅ、ぴちょっ、じゅる…………
触れては呼吸をとりこんで、呼吸をとりこんではまた触れる。
相異なる細胞が一つに結ばれようまでまぐわう唇。二匹の赤い動物が、激しく、淫らに、執拗に、二人の間で遊戯する。
なつみの唇が喉を伝う。
呼び水に浸したようなメゾの声が美優を震撼させながら、残酷なキスが首筋を、耳朶を、鎖骨を乳房を、くすぐるように辱める。
「ひんっ……ぁんっ、……」
「ここ、とろとろ……。何でこんなに可愛いの。切り取って額に飾っておきたい。美優の顎が好きって言ったけど、あれうそ。全部好き」
「ぁっ……ああっ、……」
「みゆさんの読者は知らないだろうね。すぐ欲情してこりこりになるの、ここもなんだって」
「ぁああっ……!!」
ぷりっ、と、指の間を飛び出たクリトリスをなつみの舌先がつつき出す。
美優のか、なつみのか。扇情的な体液に溺れる美優の性感帯が、殺傷的なまでの痺れに振り乱される。…………