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月下の契り~想夫恋を聞かせて~
第3章 噂の姫君
 薫子は溜息をつき、まるで昔からの敵を迎え撃つような気持ちで小袖の襟元を正し、ついでに心もち背筋を伸ばした。
「まあ、二の姫。どうして帰っているならすぐに挨拶に来てくれなかったのですか?」
 この屋敷に帰ってきたときだけは、流石に身分にふさわしく公卿の子女の格好をしている。今日も季節にふさわしく撫子色の小袖に生絹(すずし)の浅黄色の袿(うちぎ)を合わせている。
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