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月下の契り~想夫恋を聞かせて~
第2章 酔芙蓉の簪(かんざし)
 薫子は軽い吐息をつき、額に落ちた前髪を煩そうに払った。
 見知らぬ男を家に連れて帰ってから、かれこれ数時間が経過している。既に都は夜の帳にすっぽりと覆われ、紫紺の空には生まれたばかりの細い月が危うげに浮かんでいた。
 そっと手を伸ばして男の額に触れると、異様に熱い。発熱しているのだから当たり前ではあるが、それは男の容態が芳しくないことを何より示していた。
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