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人妻の欲望 ――短編集――
第3章 クリスマスパーティー

「ちょ……ちょっと……お客さん……」
私は彼の手を引っ張り、身体を近づける。
「ねぇねぇ……私で興奮してくれた?」
彼の耳元で囁くと、彼の顔が紅潮していく。
「もっと遊びたいなー……」
彼にそう囁き、
さっきもらったレシートの裏に電話番号を書いて彼の胸ポケットに入れる。
「もっと私で興奮したいでしょ?……」
私はそう言い残し、店をあとにする。
外に出ると肌寒く、コートのボタンを閉め直す。
私はさっきの出来事を思いだし、恥ずかしくなった。
自分の下のお口が濡れているのが分かる。
どきどきした――――
私のなかに罪悪感や羞恥心と同時に、
変な欲求が沸き上がっていた。
そんなとき、携帯の着信音がなる。
出てみると、
「あ……あの……さっきの店員なんですけど……」
電話来ちゃった。てか早くない……?
「よかったら店の裏に来てください。鍵は開いてます。」
彼の言葉の言う通りに来た道を戻り、コンビニにむかう。

