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人妻の欲望 ――短編集――
第1章 同窓会

「二次会行く人ー!?」
その声とともに、みんな移動する。
私は酔ったふりをしてみた。
「あぁんーもうだめぇ。」
「京子さん、大丈夫っすか!?」
そんなことを言いながら、私の背中からお尻を自然に触ってくる男達。
両脇を担いでくれる男達。
少し肌が触れるだけでドキドキしちゃう。
私の酔った演技が上手なのかな?
「大丈夫大丈夫ー!二次会いこー!」
二次会はカラオケ――
そんななかで女性は私だけだった――
男性は何人いるんだろう……
ふらつきながら、頭が朦朧としながら二次会に向かう。

