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人魚姫の唄声
第1章 人魚姫。
「…碧ちゃん…本当に、俺でいいのかい?」

 料理もワインも堪能し、素敵な誕生日になった。
 欲しいものは、一つ。

『拓海が欲しい。』

 私と拓海はラブホに入る。
 ベッドの端に腰掛け、拓海の抱擁にうっとりとする。やっぱり、拓海の腕の中だと落ち着く。春樹と抱き合った時はあの時の恐怖が襲い、軽くパニックになった。

 でも、今は違う。
 拓海の体温や吐息を近くに感じても、何も怖くない。

『姉さんには内緒ね。』

 静かに唇を重ねる。少し私の方が震える。怖いからじゃない…身体の奥が疼いて仕方がない。
 拓海は両手を私の頬に添え、包み込むようにキスをする。私は拓海の服にしがみつく。

 次第に息が荒くなり、口を薄っすらあけ進入してくる舌を受け入れる。
 春樹とは違うキス。
 大人のキス。煙草とワインの香りが、私の身体を狂わせる。

 舌を絡ませ、唾液が滴り、貪り吸い付く。
 激しいキスに頭がボーッとしてくる。

 拓海は自分の服を脱ぎ出す。
 ネクタイとシャツのボタンを外し、ベルトを緩める。私も脱がせるのを手伝う。
 シャツの合わせをあけ、以外と着痩せする筋肉のついた身体に触れる。
 次に私の服を脱がしにかかる。
 ワンピースはすんなり落ち、ピンク色の下着姿にされる。
 ついばむキスをしながら、ブラの肩紐を外され乳房を露わにする。恥ずかしさに咄嗟にシーツをたくし上げる。

「見せて。大丈夫、きれいだよ…碧。」

 自然に名前を呼ばれ、嬉しい。

 拓海はシーツを手繰り寄せている胸元に唇を落とす。熱い吐息と柔らかな唇の感触に腰がゾクゾクしだす。
 二つの乳房を舐め、吸い付く。

 声を出す事が出来ず、苦しげに息を吐く。

「…無理に声をださないで。君が感じているのがわかるよ。」

 拓海はシーツの隙間に手を差し入れ、秘部を覆う頼りない布越しに指を這わせる。

 今まで触れられた事の無い場所に、戸惑う。
 気がつけばシーツは剥がされ、豊かな白い胸は晒されピンク色の乳首は痛く尖っている。

「はぁ…っ。」

 息とともに小さく喘ぐ。
 拓海の背中に腕を回し、これから来る快感の波を待ちわびる。

 秘部に当たる指はそっと動き、まだ小さな花芯を静かに震わす。まだ、経験したことの無い世界に身体が震えている。
 
 この快楽を栞だけ独占なんて許さない。
 …もう引き返せない。
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