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好きだから。。。
第2章 -いつもの日常?-
始業時間開始と共に、オフィスに電話が鳴り始める。
「お電話ありがとうございます。
ヤマムラ商事の佐藤でございます。」
「いつもお世話になっております。
はい。。。。はい。。。」
次々に鳴る電話注文応対で忙しい。
ネットでの注文も受付してるけど、
年配のお得意様はやはり電話注文が多い。
ウチの会社は 輸入雑貨や資材、オリジナルの雑貨商品を扱ってて、市内の大手デパートやショッピングセンターにテナントとして入ってるの。
中でもオリジナルのアクセサリー商品(一点もの)が好評で売り上げも上々。
そのオリジナルの商品をデザインしてるのが、社長の奥様とお局様、そして期待の新人朱里ちゃん。
20代30代、そして40代の女性は何だかんだ言っても、可愛くて素敵な雑貨が好きなのよね。
そこに着目した社長は、早々に脱サラして
今のこの会社を立ち上げたというワケ。
雑貨好きな私が、この会社に入れてホント
ラッキーだった。
同期の梓とも親友になれたしね。
「今日はけっこう、注文が多いね。」
「うん。
クリスマスに向けて、色々と準備しなきゃいけないし。
稼ぎ時よね。」
梓と話してると
「営業マン、言ってきまーす」
と、元気な声が。
自称イケメンの田中くんだ。