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それでも・・愛してる
第8章 比べてみても・・
このモヤモヤした気持ちをぶつける相手が欲しくなった。
あとでメールしてみよう・・
カウンターの片隅に置いた携帯電話を眺めながら祈った。
今日、会えますようにって。
・・今夜都合よければ一杯やらない?・・
送信ボタンを押すと同時に、フーッと鼻から息を吹いた。
陽斗をはけ口にしようとしている自分に、不甲斐なさを感じたから。
彼を呼び出して、なにか解決できるのだろうか?
どうなるわけでもない事なんか、解っているけど、そんなことはどうでもいい。
答えが欲しいわけじゃない。
今はただ、私の言葉にうなずいてくれる誰かが必要なんだ。
それを陽斗に・・求めている私・・