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それでも・・愛してる
第8章 比べてみても・・
ガチャリというカギが開いた音が、
余計に私の心の中に緊張を誘う。
「あの・・よかったら今夜・・・」
その瞬間、後ろから陽斗が私の肩を掴んだ。
ビクリと体が跳ねた。
が、彼は・・
「美鈴らしくないぞ。
酔った勢いで、じゃない時に・・期待してるよ。
じゃあ、おやすみ」
ゆっくり振り返ると、穏やかな瞳で笑ってた。
軽く手をあげ陽斗は、エレベーターを待たずに階段で降りて行った。
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