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それでも・・愛してる
第9章 姉と過ごす休日・・


夕方になっても暑い空気がとどまっているが、
この時期はテラスでと、まばらにあいているテラス席に座った。

「まだ陽があるうちに飲むビールはよけいに美味しく感じるわね」

たまにママ友たちとランチに出かけるらしいが、
そのほとんどが酒は飲まないらしく、つつましやかな主婦ランチで終わるという。

姉が開放感に包まれるのは、やはり姉妹であり家族である私が相手だからだろう。
そんな多佳子を見ていたら、急にあの若夫婦の事を思い出してしまった。

「・・この頃ね、考えちゃうの・・」

「考えるって、なにを?仕事、うまくいってないの?」

手にしたグラスをテーブルに戻しながら、多佳子は心配そうな表情を見せた。

「仕事そのものじゃないの・・ねぇ、やっぱり家族って、結婚って、
 私が思うほど悪いもんじゃないのかもしれないわね・・」

多佳子の表情は、心配から驚きに変わった。

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