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それでも・・愛してる
第12章 私に足りないもの・・


結局、2件の物件を見て、最初に見た新築のマンションを借りることに決まった。
新築なので少々家賃は高めだが、
彼の給料なら審査を無事に通って賃貸契約は結べるだろう。

「いい部屋紹介してもらえてよかったですよ」

2人の満足度はその笑顔を見ればよく分かる。

「ではまたご連絡しますので。本日はありがとうございました」

店先で深々と頭を下げ見送る私に、2人とも歩きながら何度も頭を下げていた。


カウンターに戻ろうと振り向くと、静江さんと目があった。

「石田さん、あの2人見ててちょっと羨ましくなったんじゃない?」

・・えっ!な、なんてするどい・・

「そ、そんなことないですよぉ、まあ幸せでいいわね、とは思いますけどね」

取り繕おうとする声には張りがない。
しぼんでしまいそうな声で、懸命に意地を張った。

そんな私の気持ちを見透かしたのか、
ゆったりとした声で静江さんが話し出す。

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