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それでも・・愛してる
第13章 溢れ出る想い、それぞれ・・
「結果離婚しちまったけど、オレはあいつだから結婚したいと思ってした。
あいつだから結婚したんだ。特に何するわけじゃなくても幸せになれるだろうって、
単純に考えてさ」
2本目あけるぞ~と言いながら、私のと自分のと、
立て続けにプシュップシュッと、軽快な音を響かせた。
黙ったまま受け取る私の顔を横から覗き込んでる陽斗の眼。
完全に私の心を包み込んでいる・・
「人それぞれ幸せって感じ方が違う。
オレたち夫婦は残念ながらそれが一致しなかった。だから別れることになってしまった。
けどずっと幸せが続いている夫婦だっていっぱいいるんだ。
永遠の幸せを信じられないって考えるよりも、
この人と永遠に幸せでいられたらいいなって、そっちを考えろよ、な?」
その言葉に、私は素直に頷いた。
彼の言葉をごく自然に受け入れられたのは、信頼のおける友達だから・・
だけじゃなさそうだ・・