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それでも・・愛してる
第13章 溢れ出る想い、それぞれ・・
え・・?こんな・・こんな大事な愛の告白を・・
スーパーのベンチで、おまけに
子どもの騒ぐ声が広がってるこの場所で?
「あの・・さ、望月くん・・もしかして今・・私コクられたの?スーパーのベンチで?」
「そ!それがなにか?」
涼しげな表情の陽斗とは対照的に、私の顔は火がついたように温度が上がる。
彼ははっきりと言った。
好き・・私のことを・・
まさか本当に私のことを想っていたなんて。
もしかしたら、なんて都合のいい解釈はしていた。
寂しい時のお助け係に勝手に仕立てていた私は、嫌われてはいないことを利用していた。
彼が独りになって寂しいだろうことも利用していた。
陽斗だって、私とおんなじじゃないかって、思っていたけど・・