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それでも・・愛してる
第2章 新しく進む道・・


3~4ヶ月に一度、中学時代の仲間5人で定例飲み会と称して集まるようになったのは、
35歳の時に初めて開催された同窓会がきっかけだった。


自分を入れて女子3人と男子2人の5人組は
クラスの中でも特に気の合う仲間だった。

グループ活動の時にはすぐに5人でチームを作り、
研究発表やお楽しみ会の出しものも、常にこの5人で集まり考えた。

リーダー格の望月陽斗と谷口健太は男子の中では目立つ、いわゆる人気者。
原口由香里と根本茜と私の3人は、
似たり寄ったりの性格と、男子からちょっかい出されるといった
ちょいモテ女子だったことがなんとなく寄り集まった理由かもしれない。

35歳という立派な大人になって改めて互いを見直すと、
類は友を呼ぶということわざを思い浮かべずにはいられなかった。

彼らはみな綺麗に歳を取っている。
まだ35歳、そうは言っても
同い年とは思えないような容姿や体型になっている輩は少なくない。
同窓会を外側から眺める感じで見てみると、
そんな感想を持たしてくれた仲間たちが多かった事は間違いない。

だから15歳のあの頃と変わらず、会場の中でもすぐに5人は
吸い寄せられる様に集まったのだ。

そして4年たった今でも、この定例会は続いているのである。



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